2021年04月10日

RftG、アルナックの失われし遺跡

今年1月から現在まで遊んだボードゲームのなかで気になったボドゲのインプレッション

●レースフォーザギャラクシー
トムレーマンの出世作となるSF ゲーム。
ザ・カードゲーム的な相当な枚数の物量、そして拡張もいっぱい出てる。
カード枚数も多いし、ルールやアイコンも分かりづらいので、よくも悪くも初見殺し。
とはいえ、BGG オーバルランキングベスト100入りは伊達じゃない、やり込みゲーム。
サンファンに似てると言われてますが、サンファンよりはかなり複雑。
サンファン(2)が拡張抜いた基本セットだけなら、わりと初心者かつ初見プレイでもなんとかなるけど、RAG はそうはいかない。
カードコンボバンザイ!やり込みメンツ勢揃い!そんな感じなら大量加点の高評価。
そうじゃないなら運次第の厳しいゲームという見方か。
あと SF 設定の好みもある。
まあ、ルール知ってればさくっと終わるのが救い。和訳の名称などが少しダサい。
拡張の日本語版も再販されれば、あるいは?(枚数増えるけどな)
マイナス点はこのシリーズ(ニューフロンティア、ロールフォーザギャラクシー、ジャンプドライブ)、絵が使い回しな点と得点チップの見づらさ。レーマンめ!

●アルナックの失われし遺跡
未知なる島で探検かつ怪物退治。
流行のデッキ構築+ワーカープレイスメント。
デッキ構築部分とワープレ部分はわりと独立してる印象で、あえていえばデッキ構築要素の方が強いかな。
ワーカーは2つしかなく、増えもしないし、減りもしない。
飯も必要ないし、強くなったりもしないので、個人的にはワーカープレイスメントというよりはアクション選択じゃないかと思います。
流れとしてはワーカーのアクションとデッキからのカードドローにより、資源を得て、それらを得点(得点ツリーとカード購入)に変換していくオーソドックスな構造。
ワーカーの強アクションスペース(未知の遺跡の発掘!)は、引き運で決まるので、ゲーマーズゲーム寄りにはなりすぎないのが良いか悪いか。
その分、強カード(使えるカード)をピックして、デッキ圧縮などして、効率よく回せればと勝率は上がるかも。
とはいえデッキに加えるカードもランダムサプライ(アセンション式)なので、これもまためくり運。
新デザイナーによる作品で、ボード全般のアートワークなどの雰囲気は好き。ボードも初心者用と上級者用でリバーシブル!
posted by maichi at 17:24| ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月30日

クニツィアゲームについて思い付くままに。

ボードゲーム会で出会う人たちのほとんどは、デザイナとかパブリッシャーとか気にしないと思いますが、そこはそれ Twitter などヘビィなボドゲユーザが存在する界隈では、やはりデザイナとか要素は外せない情報ですよね。

そんな適当な前置きはともかく、先日、YouTube でけがわ先生のクニツィア史を拝聴して、僕もクニツィアのゲームで思うところや個人の話を思うままに書いてみます。

僕が最初に遊んだクニツィアのゲームというと、明確には覚えていませんが、ノミのサーカスだったような気がします。プレイしたときに「なんでノミ!?」と思ったこと、また数枚のカードに言語依存(ドイツ語!)があって、「このカード何?」と思ったのをよく覚えています。なんせボドゲを始めたばかりの頃だったので。

自分で買った最初のクニツィアのゲームは、これもまた断言はできないですが、モダンアートだった気がします。メイフェア版でバネストから購入した記憶があります。
あとはロストシティ、バトルライン、頭脳絶好調あたりをよく遊びました。(20年近く前の話です)

そしてプレイの回数でいえば、バトルラインとキングダム(市場の商人)がいちばん多いかもしれません。
さて。今、名前を上げた「キングダム」はゲーム会を主催していた一時期(今もやってますが)、わりと持ち歩いていて、なぜかというと、
1,持ち運びしやすい大きさ
2,手番でやることのシンプルさ
3, カードゲームではない
4,適度なインタラクションと運
といった点で、言葉どおりの意味です。
3は、カードゲームを卑下するわけではないですが、みんなで盤面を見て「ああだこうだ」言いたいので、個人的にはボードがあった方が好みです。
4は、まあ今思うとキングダムのインタラクションはわりと強烈ですね。露骨に邪魔できる。でも置き方によっては自分の首を絞めることになりかねないし、そもそも引き運もあるので、そのへんのさじ加減が好み。
若干、点数計算が面倒というのがネックですが、そのラウンドに勝ってる負けてるは盤面を見れば分かるので、それほどハードルが高いわけではない。
2人だとガチ、4人だと引き運、なので個人的には3人でのプレイがいちばんバランスがいい気がしますが、まあ個人的には非常に重宝した、いいゲームです。
テーマとシステムの乖離もクニツィアのゲームではよく聞く話ですが、まあキングダムは合っている方だと思いますし。

それとクニツィアのエッセンスを味わえる古代ローマの新しいゲームも13本(14本?)もゲームが入っているので、超お得!(実のところ、僕は半分ぐらいしかプレイしてませんが)

最近は国産中心に過剰なぐらいボドゲが出てるので、わざわざクニツィアのゲームを遊ぶ(選ぶ)というのは少ないかもしれませんが、重量級から軽いもの(子供用)まで、幅広く手がけるクニツィアはやはり外せないデザイナー!(まぁクラマーなんかもまだ現役ですけどね)

クニツィアはセルフリメイク的なのが多いので、そのへんの善し悪しもあると思いますが、まあそれは古参のボドゲファンが文句垂れればいいだけで、今もってエルドラドやマイシティなど、ボドゲ界のトレンドをクニツィア流に、シンプルにデザインしてくるのは単純に「すごい!」と感じるわけです。

クニツィアのカードゲームなんかは一見すると「手なりじゃん!」と思う場面、しかしてやりこむとその絶妙なバランスにうなる場面も多々ある。(やり込まないゲームも多いので、なんともいえない部分もありますが)

個人的には、インディゴとエルファーラウスボードゲームを入手したくて、幾星霜なわけですが、インディゴが SNE 版権取ったと聞いたので、期待してます。

だらだらと思いつくまま、書きましたが、クニツィアのゲームは基本的にはおすすめですね。

最近、グレイルゲームズなどから出てるクニツィアのゲームは、デュトレ(イラストレーターね)と組んでいて、ちょっと豪華な感じが出てて好きです。エルドラドの新版も。

今回、クニツィアの重ゲーには触れてませんが、チグユーも昔に遊んでいます。しかしその当時(約20年以上前)は難しい、感覚的に理解しづらいと感じた部分があって個人的にはいいイメージはないですね。最近、リメイクのイエロー&ヤンツィーをプレイしましたが、印象はさほど変わりませんでした。
なお、クニツィア陣取り三部作のなかでは、サムライが好きです。特殊タイルの使い道が絶妙。
posted by maichi at 04:51| ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月18日

3月の購入ボドゲ

Houston,we have a dolphin! 5000円 放出済み
マグノリア 3500円 放出済み
Polynesia 3800円 放出済み
posted by maichi at 13:20| ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月18日

2月の購入ボドゲ

アルナックの失われし遺跡 6000円 放出済み
ランカスター 6500円
posted by maichi at 22:10| ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月16日

継続してプレイするボドゲの難しさ

先月、勢いでパンデミックレガシーシーズン0を購入しました。

レガシー(キャンペーン)系のボドゲをプレイしたことがないので、今年の目標は「レガシー系を遊ぶ」という抱負を掲げていて、どうせならパンデミックレガシー!と急に思い立ち、あえて評価の高いシーズン1ではなく、冷戦の雰囲気が好きというテーマ重視だけでシーズン0を買いました。

で、とりあえず最初のプロローグだけはプレイしました。
プロローグはパンデミックの基本を学べる、いわゆるチュートリアルですね。
さほどパンデミック慣れしているメンバーではなかったので、チュートリアルとはいえ、ぎりぎりの勝利でした。

そのまま本編にいこうか迷ったのですが、その迷いが表情に出たのか、周りのメンバーも「続きを!」って感じではなかったので、いったんそこで終わりにしました。

そこで気分がそがれたってのはあるし、そもそも自分がさほどパンデミックが好きではないこともあり、残念ながら続きをやる機会を逸したまま、パンデミックレガシーシーズン0はお蔵入りとなりました。

どうせレガシーやキャンペーンのボドゲをプレイするなら、パンデミックより大好物のフェンリス襲来(大鎌戦役)やグルームヘイヴンの方を遊びたいよなあと思いつつ。

いつも同じメンバーで決まった日に遊ぶ、というユーザならまた別だとは思いますが、オープン会にメインで不定期に遊ぶぼくなんかにはやはり厳しいかなぁ。

posted by maichi at 03:37| ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月09日

1月の購入ボドゲ

パンデミックレガシーシーズン0 6500円 放出済み
探偵稼業 2200円 放出済み
ティチュー 1300円 放出済み
世界の七不思議第二版 5500円 放出済み
狩猟の時代デラックス 7000円 放出済み

やはりパンデミックレガシーは先走り過ぎたな。
いずれはレガシーと思い、購入したものの現状、レガシー系は厳しい現実。
posted by maichi at 21:49| ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月06日

気に入っていたけど放出したボドゲ、その2

つい先日、2020年に買って気に入っていたけど、その年のうちに手放したボドゲについてひとこと書きましたが、今回はその続きです。単にアップするのを忘れていただけですが。


●カートグラファーズ

そんなに紙ペンゲームは遊びませんが、これは面白い。

個人的な紙ペンのベストゲーム、ウェルカムトゥを越えるか、越えないかのランクイン。

ジレンマではウェルカムトゥだし、紙ペンゲームのソロ感を打ち壊すインタラクション(モンスター!!)ではカートグラファーズに軍配が上がる。

でもしょせん紙ペンゲーなので、放出。

紙ペンゲーはなんかね、所有欲が満たされない。

実は、ウェルカムトゥも放出してます。


●ギャラクシートラッカー

敬愛する(?) ヴラーダ・フヴァキルのリアルタイムゲーム。

これは買う前になんとなくイメージしていた豪快さよりも、繊細さの方が求められる(いわゆる刻んだ方が勝てる)ため、なんかギャップがあり、放出。

ギャラクシートラッカーは想像していたよりも細かいルールが多いですね。

まあ、簡単なリアルタイムゲームだと、子供っぽすぎるし、どこまで難しくするかのゲームバランスの調整は難しいところだと思いますが。

あとアートワークが悪くは無いけど、レトロフューチャーとも違うし、まあ平たく言うと好みからはちょっとだけ外れるアートワークもやや減点。

ちなみにミープルサーカスなんかはリアルタイムかつバランスゲームで絶妙に面白いと思います。(ただコンポーネントが全体的に小さいので、初老のオッサンにはちょっときつい。)


●マウンテンキング

2020年に出た日本語版ボドゲで話題作。いわゆる山王。

いやね、面白い。面白いのは間違いない。

購入を決めていたので、あえてレビューなんかは読まずにいたのですが、買ってプレイしてみると意外とパズル感が強い。

このゲーム、もっぱら頭を悩ませるのは、資源の獲得(トロール招集)及び工房での変換、資源の消費(掘削)のバランスで、このへんの資源のやりくりがソロ感というか、パズル感が強いと感じる理由ですね。

このゲームは秘匿要素はないし、運もせいぜいスペルカードのめくり運ぐらいで、どちらかと言えば、早取り要素のあるアブストラクトゲームのような気がします。

ホームステッダーズなんかも資源の変換がね、苦手です。

最適解を求めるうちに頭がパンクする。

山王、テーマやアートワーク (イアン・オトゥール!)は好きなんですけどねえ。

まあ手放すほど苦手って感じでもなかったんですが、周りにほしい人がいたので放出することに決めました。

手放しても周りの誰かが持ってるなら、プレイ機会はありますからね。


posted by maichi at 17:35| ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする