前回に引き続き、最近プレイしたボドゲのインプレッション。
●スキタイの侵略者
シンプルなワーカープレイスメント。
スキタイ族の族長として部族を強化し、地方を侵略して得点を稼ぐゲーム。ギリシャは遠いし、敵は強いが得点は高いぞ!
初心者にお勧めできるワカプレなんかある?と聞かれたら、最近の枠ではこれを勧めておけばいいかもしんない。なんせ手番でできることはすごくシンプル。
ワーカー1つを置いて、別なところのワーカーを抜くだけ。こう書くとツォルキンっぽいけど、得点源は侵略と報酬タイルしかないので、ツォルキンよりも格段にシンプル!
労働で資源やお金を得て、お金で部族(カード)を雇って、資源で侵略(得点)という流れが基本。前記のアルナックと同様にスキタイもまたカードの雇用なんかにめくり運、敵を打倒する際にダイス運が関係してくるので、その運任せな部分がえり好みするかもですが、まあお勧め。
まあ侵略(戦争)がテーマなのと、スキタイ族という日本ではマイナーな民族がテーマなのでそのへんの好き嫌いもあるかもですが。
あとガーフィルゲームズは小型の箱に、みっしりとコンポーネントと詰まっている。見ために反して重い。
●ランカスター
グレンモアやダイナスティの小クラマーの作品。
小クラマーといえば、最近だとロココデラックス日本語版ですかね。
イングランドの地方領主としてフランスと戦ったり、地元名士を接待したり、議会を買収?したりするひと昔前のゲーム。
メカニズム的には、押し出し競りならぬ押し出しワーカープレイスメント。強いワーカーは弱いワーカーを押し出せる!押し出された方も置き直しができるので、わりとウィンウィン。
ワープレでワーカーや個人ボードを強化していくのがメインで、資源といえばお金と従者しかなく、これもまた基本的にはアクションの強化にしか使わないのでシンプル。複雑な資源の変換とかありません!
勝つためには貴族のセットコレクション、紛争による得点、そしてワーカーなどの強化によるボーナスがあり、得点としてバカにできないのは法案(議会による投票)。
この議会による法案の投票(議決)というポイントがこのゲームでいい味、出しています。
押し出しがある分、インタラクションは強いし、投票周りもトップ叩きを意識する投票していかないと強者に有利な法案が通るときっついので、ソロ寄りチューンが多い最近のゲームとは一線を画するゲーム。
個人的な好みですが、クイーンの大味な無駄コンポーネント(個人的印象です)とあっさりしたアートワークが若干マイナス。
posted by maichi at 06:20|
ボードゲーム
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