デューンインペリウム 7500円 放出済
2023年01月01日
令和5年1月の購入ボドゲ
昨年末、入手案件ですが、カウントは1月分で。
エクリプス二版 25000円
ボツワナ二版 3000円
以下が本当の新年購入分
トワイライトストラグルレッドシー(英語版) 6000円 放出済
カイト(英語版) 4700円
2022年12月14日
2022年個人的ピックアップボドゲ(その4)
今回で最後。
●キャットインザボックス
国産トリックテイキングの雄。 スカウトアクションでも高評価!
世界にウケるネコ! にゃんこ!ビッド系にして、 スートがないという異色なトリテ。
パラドックスというルールが秀逸。 マジョリティによる加点も手札とビッドのコントロールに一工夫で素晴らしい。 ただし、 HJ版はルールブックがなんか読みづらい。
●ナナ
ナナかドメモがあると、 ゲーム会の合間の待ち時間の救いとなる。 気がする。
記憶力が抜群にいいひとがいると、ワンサイドゲームになるかもしれないけど、適度な運と記憶力を頼りに万人が楽しめるゲーム。
あとやはりドメモは最高。 ランドルフすんごい。
3人から5人まで対応できるのもえらい。
2022年個人的ピックアップボドゲ(その3)
●マーチャンズコーヴ
非対称ゲームのキマイラにして最極北。
プレイヤーは商人となってポーションを作って市場 (島の入り江)で売りさばくゲームといえば、簡単だけど、 商人 (キャラクター)のポーション (=商品) 作成能力がそれぞれ固有のルール! なんだそれ。
つまり各々が異なるルールのミニゲームをして、ポーションを作る。 そして売る、 ただし売るときは買い手ありきなので、変なルールはない。
はっきりいって個別能力を駆使して戦闘するとかそういう問題じゃない! 他人は何しているの?はルートの比じゃない。
でもでも、勝ち負けはそんな個別のミニゲームで決まるわけではなく、重要なのは市場の需要を見極める、コントロールするってあたりが、 ユーロ!
時間トラックもあり、需要もあり、 キャラクターの能力に振り回されるだけでなく、能力を理解し、買い手を見極め、 他の商人を出し抜いたときが商人王。
箱がデカいのはある意味仕方ない。
●グルームヘイヴン獅子のあぎと
言うまでもなく、巨大ボリュームの本編ありきにして、 よりシステム部分 (戦闘) のディベロップが進んだストーリーとボードゲームの融合。
他のストーリー系キャンペーン型ボードゲームよりは、 タクティカル(カードマネージメント)重視の戦闘メカニズムが特徴のゲーム。 個人的にはオハナシ、物語は刺身のツマ程度だと思ってます。 没入感はないに等しいというか
ソロでも楽しいけど、 パーティプレイも楽しいよ。
本編は獅子のあぎとの5倍ぐらいのボリュームがあるので、 なかなか他人にはお勧めできませんが、 獅子のあぎとはゲーム好きにお勧め。 それと獅子のあぎとは、 普通にプレイすると最大レベルである9になる前に。クリアするので、本編かDL コンテンツを遊べるのいいね。 戦闘より物語を重視するなら、素直にマダミスへ。
●カスカディア
流行のネイチャーテーマにソロパズルを和えたタイル配置ゲーム
豪華なコンポーネントもネコもないし、ものすごい何かがあるわけではないけど、 SDJ取っただけはあるポテンシャルを感じるときもある。 要するに弱いインタラクション、すなわちタイル地形のマジョリティ争いと個人パズルがほどよく融合してる部分がすごくバランス良く感じる。
松ぼっくりは厚紙トークンですが、 たぶん木ゴマとかアップグレードトークンを使った方が雰囲気出る。
容易に手に入る環境なら、 (同じグレードにあたると感じる) カルカソンヌを買うよりも今ならこっちがおすすめ。 4人までだけど、ソロもできるし。
2022年個人的ピックアップボドゲ(その2)
●ティルトゥム
ルチアーニとタスチーニのコンビ、 再び。 そしてモダンユーロから古典ドイツゲームへの回帰。 それは今では数少ないアクションポイント制のメカニズムと早番と先取りの最重要視、つまりインタラクションの重視から見て取れます。
ルネサンス期の豪商となり、 欧州を旅して、 貴族を囲って都市の繁栄に尽くすテーマ。
個人的には、中世欧州の地勢マップだけで満足しちゃいますね。
このゲームは、テーマもありがちなら、ヨーロッパで最初にボードの配置を見て、 ゲーム全般の行動方針のプランニングまでは今ふうでよくありがち。
しかしアクションのランダマイザ (ダイス) と先手プレイヤーの行動を見て、 動かざるを得ないのはザ、 ドイツゲー。 お金で若干アクションの幅が広がるが、 そこはそれ、 早い者有利は変わらない。 しかしラウンド毎の得点である見本市の得点が大きいので、それを踏まえて、先手を取るか、 後追いを目指すかが熱い。
タイルによる追加アクションがこのゲーム内容からすれば、 異色というか、 取って付けた
ふうな特殊能力であり、 ダウンタイムが延びる要因。 でも好き。
●アルナックの失われし遺跡 「調査隊長」
ここ数年の重量級ゲームのなかでも傑作を名高い、アルナックの拡張。
基本では、プレイヤーの能力に差はないプレーンな状態でしたが、 ついに! 個別キャラクターが登場し、プレイヤーごとの特殊能力を獲得する。 種類は確か6種類で多くもなく、少なくもない数。 とりあえず全部試したくなるちょうどいい数ですね。
基本でもボードは裏表ありましたが、とりあえず研究トラックレースで一位ならトップめ、という要素は軽減され(たぶんね)、 個別能力を生かした、 勝利への道筋が可能になった。
もちろん研究トラック部分も追加があるので、とくに拡張に嫌悪感がなければ、最初から全部突っ込んで構わないぐらいのデキ。
とはいえ、キャラクターには使いやすい使いにくいがあるので、 初プレイの人は使いやすいキャラを進めた方が余計なダウンタイムがかからないと思う。
遺跡の出方とアイテムのランダム具合を個別能力で中和させ、 バランス良く仕上げた傑作拡張。 勝利するためにはアイテムと遺物の強弱を多少知っていた方がいいと思うし、 助手の能力もそれは同じだけど、 まあ出る出ないは運だし、そのへんを抜きにしてもマストバイ拡張。
● フランチャイズ
胡椒袋のリメイク。 お金カツカツゲー。 ネットワークビルド。
ネットワーク構築部分は、 電力会社にも似たテイスト。
都市の早いもの勝ちマジョリティ争い、 あるいはウィンウィンで行こう的なノリはこれもまたザドイツゲーム。 胡椒袋は未プレイなので比較はできませんが、全員に見えてるな
かで、どこのエリアを攻めるかが悩ましい。 爽快感はないですが、 個人ボードもないに等しい一昔前のゲームに乾杯。 あと箱絵がイアンオトゥール。
2022年個人的ピックアップボドゲ(その1)
久しぶりのブログ更新。
今年、僕が初プレイしたボドゲのなかで、 記憶に残るいくつかのボドゲをピックアップしてショートレビュー。 実質的には今年のベストと言い換えてもいいかな。
ただプレイ回数は、一部のボドゲを除いてせいぜい1、2回程度なので、ほぼファーストインプレッション。
●赤の大聖堂
ロンデル配置のダイスピックで資源を獲得し、大聖堂の建築に携わるテーマ。
モダンユーロの傑作。 名デザイナーでキースリングとのコンビで有名なクラマー作と言われても違和感ない。
悩ましさやインタラクションも適度。 お勧め。
箱やコンポーネント全般が思いのほか、小さいのは個人的にはマイナス。
得点周りが少しややこしく感じたので、最終得点計算 (主に塔のマジョリティ部分)の際には、 一覧表などがほしいかなあ。
●美徳
赤の大聖堂と同じく DEVIR から発売だが、 コンポーネント類は真逆で箱は大きく、とにかく中身はゴチャッとしててみっしり。 ジャポニズム的妖怪と宮崎駿テイストが入り交じったモチーフ。 でも正しくは 「妖怪」 ではなくて、 森の精霊らしいぞ。
メカニズム的には、 妖怪カード配置でアクションが決まり、 それによりダイス (いわゆるワーカー)が起動し、そのダイスを各アクションスペースに配置していくメカニズム。 妖怪カードを獲得し、 デッキ? を強くする要素もある。 ダイスは使うけど、 ダイス自体は振らず、要するにアクションのパワーのみを表す。 わりと斬新。
要素要素はフェルトみたいに複雑に絡み合っているわけではなく、 何をしても一応の得点には結びつく獲得点要素をまんべんなく育てる系。 ある程度、得点の下地を構築できれば、接戦になり、最終的には夢見カード (最終得点目標カード) のガチャ引き任せになる面もあり、そこはある意味愛嬌。
資源などはさほど厳しくない割とアッパー系のチューンなので、 重量級ボドゲのなかでは苦しくないし、見た目もいいのでお勧め。
とはいえ、要素は多いし、アイコンも分かりづらいので、インストは大変だし、そのへんは少しマイナス。
蟲の絵柄がややキモであり、妖怪か?っていうツッコミもあり。