2004年10月06日

「迷宮キングダム」をプレイ!

徹マン明けの先週土曜日。
黒猫氏が通う会Z大学のゲームサークルにお邪魔して、「迷宮キングダム」をプレイしてきた。
PLが3人だったので少しレベルに下駄を履かせて、付属シナリオの2本目をプレイ。
ルールブックは持っていたけど、初プレイとなります!

感想。
・言葉遣いがわかりづらい。
最初にルールに目を通したときも思ったし、サタスペもそうだったけど、システム依存というか独特なの単語をもう少し分かりやすくならなかったのか。個性?……そういうことにしておくか。

・作業が機械的すぎ
ダンジョンに入ると、攻略そのものが非常に機械的な作業になっちゃいました。
偵察で部屋数やモンスター、トラップが分かっていても、結局ダイスを振ってクリアしなきゃならない。
D&Dだと、そういう作業でも死と隣り合わせというかそれゆえのプリミティブな快感がありましたが、まよきんはシニカルポップと銘打ってるだけあって、作業が快感には直結せず、なんだか客観的に突き放した印象。シミュレーションゲームでユニットを操るPL的立場というかね……仮に失敗してのキャラ(や国民)の死も、非常に戯画化されてるし。

ネガティブなことばっかり言っててもアレなので、評価できる点はいうと。

・王宮フェイズ。
国民がいて、その国民=国力が冒険中のパーティの補助になる。
国力を維持強化するためには、予算をやり繰りして、施設を建てたり、使える人物を雇ったりしなくちゃいけない。そのために冒険に出て、領土を拡張して、お宝をゲットして……と、書いてみて分かったが、このゲームのおもしろさはこの部分にある(笑)。要するに国の運営ね。

だけどそのおもしろさが伝わるにはどう考えてもキャンペーンでの遊び方でだし、要素要素が分かりづらいのネックかなあ。

スキルなどの表記がカード仕様になっている割には、理解しづらい。
あと王宮フェイズを運営するためのチャートっぽい運営支援ボードがあってもよかったかもしれない。つまりもっとボードゲーム寄りなアプローチのデザインのほうが、ゲーム全般で分かりやすいと思う。
そういえば元冒企のメンバでもあるデザイナ藤浪なんかは、そのへんの視覚化がうまいんだよな。んー、絵心のあるなし?

個人的な好みからはちょっとズレてるゲームなので、違和感を感じますがシミュレーション的な展開や、箱庭感覚が好きなひとにはオススメか。
posted by maichi at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | TRPG | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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