2005年07月31日

偏ったモノばかりではいけないね

シナリオ作成〜プレイという、一連の流れを料理に例えるならば。

昔のTRPGは、メニューの決定から食材の調達、調理方法、盛り付けそして食べ方まで全部自分たちでやらないといけなかった。当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。

ただし昔から市販の”出来合いの”シナリオはありましたよ。でも出来合いの、つまり外食は値段が高いですからね〜、そう外食ばかりもしていられない。ブルジョワと自炊の余裕のない人は向けみたいな。

ところで最近のTRPGシステム(いわゆるFEARゲー)のファストフード的だなと思う。
あるいはファミレス的、冷凍食品的と言おうか。

とにかく自炊(自作)の手間がほとんどいらない。
んまあ、ほとんどいらないってのはウソになるけど、自分で考えて、食材を集めて、切ったり煮たり飾り付けしたりと、調理に関する面倒くさい作業にちゃんとマニュアルが用意してある。

しかも食べ方(ハンドアウト)さえ、指示してある!

もう至れり尽せり。誰が作っても、そこそこ見た目がきれいで、それなりな味の料理が出来上がる。

その点、D&Dなんかは見た目とか捨ててます。
ダンジョン・シナリオは、要するにメニューがひとつしかないようなもんですからね。
調理方法も食べ方も選ぶ余地がなく、じゃあその料理のウリは何かっていうと量!(笑)

とにかく物量。日本料理のような繊細さは無用。

本場であるメリケンのシナリオなんざ、何入ってるのか不明なヤバイ料理を大量に食べきらないといけない(半分くらい偏見)。

それはそれとして最近買った扶桑武侠傳はねえ。
料理人(デザイナー)が、いろいろ食材を提供してくれます……でもそれだけ。
お手軽な料理に慣れきってる身からすると、上手く調理するにはセンスが必要。

ただわりと創作料理的な側面もあり、ファストフードで培った調理方法も通じると言えば通じるので、最初から完璧な料理を目指さなければ食べられます。

まあ偏った料理ばかり採ってちゃいけないなと思うわけよ。
posted by maichi at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | アナログゲーム雑考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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