2005年07月21日

「扶桑武侠傳」レビュー(5)

レビュー5回目。
ルールブック後半のGMセクションについて。

この項は最初に、GMの準備〜シナリオの作り方について書いてあります。
他のTRPGルールブックにもあるような内容ですね。
しかし武侠とジャンルゆえなのか、かなり具体的な内容でシナリオメイキングの方法が載ってます。

テーマの決定、舞台の設定、地名の付け方、NPCの作り方(脇役・雑魚等)、雑魚戦ルール。
そして「物語の設計図」。

これはですね、最近のFEARゲーにあるシナリオの区切り方ってありますよね?
オープニングシーンで、各PCの動機を決め、ミドルシーンで、PCの出会い〜情報収集〜イベントの発生、クライマックスシーンで戦闘、というお約束の展開。

この物語の流れをゼロから作れるように、枠から決め込んでいくように指示して書き込めるようにしてあるのが設計図のページです。

はっきり言って、GM慣れている人(シナリオに作り慣れている人)にとってはウザいだけの明文化ですが、初心者にとっては手助けになると思います。慣れたら自分のやり方でやれとも書いてありますし(笑)。

次に、マスタリングする上で、ルールの伝え方・教え方について書いてあります。
うーん。ちょっと痒いところに手が届きすぎな感があるかな。
分かりづらいところのFAQだけでいいと思うんだけどなあ。
個人的には、具体的な戦闘例のひとつも載せておいてくれよと思います。

次に、マスタリングする上での注意点が書いてあります。
シーンとシーンの間には休憩を入れるといいとか、ボスキャラの管理、経験点の配布について載ってます。

これらがルールブックには「GM・メソッド」「シナリオメイキング・メソッド」「ティーチング・メソッド」「ディレクション・メソッド」の4つに分かれて載ってます。

前述の通りシナリオメイキング・メソッドはいろいろ役に立ちます。だけどGMセクションの真ん中にきてるのでだいぶ読みづらい。NPCの作り方と雑魚戦のルールはそこにしか載ってないですからね〜。もう少しレイアウトを考えて作って欲しかった。

おっと、最後にサンプルシナリオが載ってます。
これがまた微妙な話の内容。
GMを選ぶ展開というか、ちょっと独り善がり感の強い内容のシナリオ。よほど上手くGMが演出しない限り、最後はPL置いてけぼり確定です。サンプルであればこそ、分かりやすいチュートリアル形式だったり、素直に勧善懲悪物にすればいいのに。
あとサンプルシナリオのボスのデータは載ってません。自作しろということらしい。

GMセクションはすっごく丁寧に書いているのに、最後の最後(サンプルシナリオ)で突き放すデザイナの無情ぶり(笑)。
言いたい事はわかりますが、なんだかなという印象。

GMセクションが終わったら、巻末のチャート集です。
ライフパスの決定で使うチャートや、あらゆるデータが満載。プレイ用のサマリーもうまくまとまっています。
けれど、戦闘の具体例を出して欲しいんだってば(笑)。

今月号のR&Rに載るかなあ。
posted by maichi at 22:27| Comment(2) | TrackBack(0) | TRPG | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ども、卜部古鉄と申します。興味深く拝見させていただいてます。ちなみに、サンプルシナリオのボスデータは自作ではなく3択でアリマス。
Posted by 卜部古鉄 at 2005年07月22日 00:58
3択っても、普通にキャラメイクするんじゃありませんでしたっけ?経験点使って……勘違いかな。

それはそれとして、来場ありがとうございます。

今週は訪問者数がいつもの3倍増しですよ!
Posted by maichi at 2005年07月22日 11:31
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