●マーチャンズコーヴ
非対称ゲームのキマイラにして最極北。
プレイヤーは商人となってポーションを作って市場 (島の入り江)で売りさばくゲームといえば、簡単だけど、 商人 (キャラクター)のポーション (=商品) 作成能力がそれぞれ固有のルール! なんだそれ。
つまり各々が異なるルールのミニゲームをして、ポーションを作る。 そして売る、 ただし売るときは買い手ありきなので、変なルールはない。
はっきりいって個別能力を駆使して戦闘するとかそういう問題じゃない! 他人は何しているの?はルートの比じゃない。
でもでも、勝ち負けはそんな個別のミニゲームで決まるわけではなく、重要なのは市場の需要を見極める、コントロールするってあたりが、 ユーロ!
時間トラックもあり、需要もあり、 キャラクターの能力に振り回されるだけでなく、能力を理解し、買い手を見極め、 他の商人を出し抜いたときが商人王。
箱がデカいのはある意味仕方ない。
●グルームヘイヴン獅子のあぎと
言うまでもなく、巨大ボリュームの本編ありきにして、 よりシステム部分 (戦闘) のディベロップが進んだストーリーとボードゲームの融合。
他のストーリー系キャンペーン型ボードゲームよりは、 タクティカル(カードマネージメント)重視の戦闘メカニズムが特徴のゲーム。 個人的にはオハナシ、物語は刺身のツマ程度だと思ってます。 没入感はないに等しいというか
ソロでも楽しいけど、 パーティプレイも楽しいよ。
本編は獅子のあぎとの5倍ぐらいのボリュームがあるので、 なかなか他人にはお勧めできませんが、 獅子のあぎとはゲーム好きにお勧め。 それと獅子のあぎとは、 普通にプレイすると最大レベルである9になる前に。クリアするので、本編かDL コンテンツを遊べるのいいね。 戦闘より物語を重視するなら、素直にマダミスへ。
●カスカディア
流行のネイチャーテーマにソロパズルを和えたタイル配置ゲーム
豪華なコンポーネントもネコもないし、ものすごい何かがあるわけではないけど、 SDJ取っただけはあるポテンシャルを感じるときもある。 要するに弱いインタラクション、すなわちタイル地形のマジョリティ争いと個人パズルがほどよく融合してる部分がすごくバランス良く感じる。
松ぼっくりは厚紙トークンですが、 たぶん木ゴマとかアップグレードトークンを使った方が雰囲気出る。
容易に手に入る環境なら、 (同じグレードにあたると感じる) カルカソンヌを買うよりも今ならこっちがおすすめ。 4人までだけど、ソロもできるし。
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