と思って、よくよく調べたら同じクニーツィーアのデザインだった(笑)。
カードをプレイしなくてはいけないけど、下手な場所には置けない……でもどこかにはプレイしなくちゃいけない。これがクニーツィーアのジレンマですかっ!?(そうか?)
ともあれ、少し比較してみよう。
慣れていない最初の頃は、「上手く繋がらないけど、この辺で〜!」とか適当に勢いでプレイしていたけど、それだと勝ちに結びつかないのは両者とも一緒。引き運に頼りすぎ。
山札(共通のリソース)に同一のカードはないので、自分の”役”が完成するかどうかは、まだ見ぬ山札にあるか相手に握られているかの二択。そしてカードを引く一方、必ず置かなきゃいけないのがルール。
実はロストシティだと、様子見としてカードを捨てられる。これがポイント。ただ捨てたカードの山からドローもできるので、相手の狙いと被ってると、捨てたカードは即行拾われちゃいますけどね。
バトルラインだと、ロストシティと違ってカードを捨てられないけど、カードをプレイできる(置ける)場所が多いので、保留的な場を作ってそこに配置できる。
そうやってキーとなるカードを引いてくるのを待つ、と。
ただし。キーカードを相手の手札に握られている場合もあったりしますが、握ってるカードは浮いているカードのことが多い。
しかしバトルラインだと役が複数あるので、浮いたカードでも活用しやすい。つまり相手とキーとなるカード(ただし現時点で自分的には浮いている)でも、そこそこに強い役を作りやすい。
前述で保留的にカードの並びに、相手のキーカードを使える可能性が高いわけで一石二鳥みたいな。
その点、ロストシティは相手のキーカードを持っていても、全く使えない。なぜなら”役”が限られているので相手のキーカードを単独で配置しても、点数的にマイナスになる可能性が高い。
まあその捨てたカードを相手がドローしてくれれば、相手が山札を引かない分少しだけ得をする、かもしれない。この相手に山札を引かせない微妙なお得感は、捨てたカードの大小は関係ないが、大きい数字のカードを捨て、ドローされ使われた場合に相手のプラス幅が大きいので、捨てるよりは手札で握りつぶしていたほうが勝ち目はあると思う。とはいえ、相手よりも自分の並びが良くないとね。
従ってロストシティのカードを捨てるか握るかは、駆け引きというには微妙な感じ。運頼りであることに変わりはないし、結果を先延ばししてる印象。
バトルラインは引きもかなり重要ですが、役の多様性から、相手が何を狙っているかどういう役で攻めるか、捨てるラインはあるかなど、単純にカードの引き運の前に、駆け引きがかなり重要。つまり戦術的なオモシロさで考えるとバトルラインに軍配があがります。
ただ、いちいち陣形を覚えなきゃいけないとか勝利を確定させる宣言とか少し分かりづらいデメリットもありますが、たいしたことではないレベル。
ロストシティはルールはシンプルですが、点数計算が正直面倒。その分、点数は派手にカウントされるのでカタルシスがあるかなァ、バトルラインに比べてですが。
バトルラインはウォーゲーム的で地味な勝利が多い印象。地味な分、負けが濃くなると逆転は難しいのですが、逆転できる特殊カードがありますからねえ。
結論付けるなら、初心者ならばロストシティ。中級者ならバトルラインといったところ。
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