2006年10月28日

【ボドゲレポ】ミッション:レッド・プラネット

フェデュッティとカタラのコンビが送る「ミッション:レッド・プラネット」。
まあフェデュッティのゲーム、ハズレも多いんですが、これは結構楽しめた。
CA340021-0002.JPG
舞台は1888年。驚異の技術で火星開拓する計画が進んでいた。
おおスチームパンク!?
プレイヤーはその極秘計画の立案者で、宇宙飛行士(開拓者?)を火星に送り込み、そこで支配圏を広げ、レアメタル(=点数)をゲットするのだ。

ゲームは10ターンで構成され、5,8,10の各ターンに点数計算が発生。点数は火星の区切られた各ゾーンで、宇宙飛行士コマを最も多く置いているプレイヤーに入るという仕組み。で、コマを送り込むには役割カードを使う。

役割カードは各プレイヤー9枚。9つそれぞれが1〜3個の宇宙飛行士コマをロケットに配置できるとともに、いろいろな特殊能力を持つ。
またロケットには乗員制限があり、役割選択もそうですがプエルトリコやクレタのシステムとなんとなく似てるかも。特殊能力は操り人形かね。

ロケットは定員にならないと離陸しないんだけど、定員前に離陸させる「秘密諜報員」、離陸前後に目的地を変更させる「パイロット」、あげくに離陸前のロケットそのものを爆破させる「破壊工作員」。一度に3コマも乗せられる「旅行代理人」(普通は1個か2個)。いずれも強力。

コマを火星に運んで、多数を占めて、そこで初めて点数になるわけで、そもそもコマが火星まで運べない破壊工作員効果を派手に受けると、操り人形の暗殺者の悲劇になる(笑)。

ちなみに火星に着いたコマを動かすのは「探索者」。点数が高いゾーンを無視して、火星をまんべんなく開拓するには、探索者の効果で地味に領土を広げるのがいちばん。

あと「科学者」も強い。イベントカードを引けるんだけど、そのなかにあるボーナスカードが結構な得点源になる。とはいえ一度使用した役割カードは使い捨て。
全部使い切るか、「リクルーター」で回収するしかない。ゲームは10ターンで役割は9枚なので、どのタイミングでリクルーターの役割を選択し、役割カードを回収するか重要。

後半(8,10ターン目)の方が同じゾーンでも点数が高くなるので、どの役割カードを選んで、自分に有利に、相手に不利にするか、悩みどころ。

はっきりいって、いいゲームのいいとこ取りのシステム(笑)。
操り人形好きで、地味な陣取りが好きならオススム。目新しさはないけど。

でもこれ、マニュアルが分かりづらい(笑)。訳が統一されてなかったりするし。
今回3人でプレイしたので5人でプレイしてみたいですね。

★キャラクター特殊能力・イベントカード一覧
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mai-ch/trpg/M_res_pla2.txt
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mai-ch/trpg/M_Red_pla.doc
posted by maichi at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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