『Silent As the Garve』(U部)
神父に付き添い、バチカンまで同行したガンドッグは束の間を観光を楽しむ……ヒマはなく神父の上司である枢機卿に呼び出される。先日のハイジャック事件に関係した吸血鬼とグールの真相を聞かされることに。
枢機卿「我らバチカンは数百年の間、あやつら世界の闇と対峙、神の名のもとに駆逐してきたのだ!!」
そしてガンドッグは先日のグール退治の腕を買われ、多忙の”真十字”ランドルフ神父の代わりを務めることに。前回の吸血鬼の”親”である女吸血鬼と決戦するべく東欧へと向かう。
グールにも致命傷を与えられる聖別された弾丸を得て、ドラキュラ伝説生誕の地、ルーマニアへと飛んだ。
神父の代わりに少しばかり霊能の力のある神父の助手だったマリアンヌを連れて。
GM「ハイ。いきなりポイントマップです。この場所にある修道院跡地に今回の敵がいるという情報です」
JB「途中に村があるな」
GM「それと、枢機卿が言うにはキミ達の直前に傭兵部隊を送り込みましたが、連絡が途絶えたということでした」
PL「それ、絶対!敵として出てくるから!」
GM(ニヤリ)
パーシィ「オレが先行しようか?」
ボビー「山はオレのテリトリさ、任せな」
といいつつ、ボビーはスナイパー。結局後方に位置取り、ガンドッグは進む。
GM「この辺から崖下の川に降りられそうですね。<感知>してください」
傭兵部隊の足取りを発見する。しかし彼らの足取りを追っても始まらない。村の様子を探るために、一行は村に向かう。
JB「村でいちばん大きそうな家に向かいます」
GM「(遭遇は、なしと。大きな家っていうと村長か……英語話せる設定なんだよな)大きな家ね、君たちの格好、装備なんかを見て『よそ者は悪さしか運んでこない。出て行け』と言われるけど。交渉-20%でどうぞ」
しかして出目の良さに助けられ、情報を聞き出すことに成功。
ここ最近、村の人間の一部には胡乱な動きというか熱病に罹ったかのような症状のものが出ているという噂を入手。
GM「同行しているマリアンヌは言います。『吸血鬼が活発化してる影響かもしれません。エルダーともなるとその支配の力は力弱い人々は抵抗できず、下僕と化してしまうことがあるのです』」
そこに傭兵グールの襲撃。外で張っていたボビーは気づいたが、気づいたときには村長宅に銃弾が降り注ぐ。
この戦闘でパーシィが手ひどいダメージを負ってしまう。
イ「この傷じゃあ、いつ倒れてもおかしくない」
パーシィ「オレが臆病風に吹かれる前に、倒れちまう前に敵を倒せばいいだけの話だ」
途中、森の中で怪しげな呪い物を破壊し、ガンドッグは修道院に到着する。
呪い物をライフルで破壊した際の銃声で敵に気づかれていたため、不意打ちを食らいつつ戦闘開始。
JB「ちいッ、散開だ」
女吸血鬼「この者たちと同じく、わらわの僕と化すがいい」
パーシィ「(死ぬ!)マガジンを空けなきゃ倒れるわけにはいかねえええ!」
ガンドッグはセオリー通り、ボスを倒しにかかる。
そして40点以上のダメージを叩き出し、吸血鬼に止めを……。
GM「ええっと。彼女はコウモリに変身して、虚空に舞い上がります。最後の狙撃TRSをどうぞ」
ボビー「GM、月明かりって言いましたよね。状況の修正はなしと」
ボビーの照準が十字を切る。
その瞬間、彼女は永き生に終止符を打った。
PL「じゃあ、お約束どおり、修道院に火を放ちます(笑)」
GM「了解。キミ達は燃え盛る修道院をバックに歩み去るよ。最後にマリアンヌがちらりと振り向き、十字を切って……FINです」
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